就活や仕事で、目標や将来像を聞かれたら結構困りますよね?
今日は、そんな時の対処法をお伝えしていきます。
結論から言うと、
①時点を決める
②最期を考える
③最期から逆算して、または最期をずらして考える
とかなり楽ちんです。以下で、順を追ってご説明します。
なぜ目標や将来像を聞かれるのか

ひとことで言うと「ものすごく大事だから」です!
目標がものすごく大事だという実例
僕たちコンサルは、目標を立てるの手伝ってくれ~と依頼を受けることがあるのですが、
こうした依頼はいわゆる「戦略コンサル」と呼ばれ、数千万円の高額報酬を頂くことがあります。
なんでお客様はこんなにお金をかけるのでしょうか?
これは、
企業の目標の内容が投資家からの出資を受けられるかどうか、
つまり企業がお金を手に入れられるかを大きく左右するから
です。
投資家は企業の現在ではなく将来に対して投資をしますが、将来は誰にもわかりません。
そこで企業は「将来こうなります」という宣言として目標を出します。
そうした目標は、投資家が企業を評価し・投資判断をする大きな判断材料になるのです。
目標はが大事なのはひとりひとりにとっても同じ
では、目標はそうした企業だけにとって大事なのでしょうか。
もちろんそうではなく、このカタチはひとりひとりにとっても同じです。
なぜなら、まわりの人たちはあなたの今ではなく将来をうかがい知ることで今のあなたを評価し、
あなたを支援するかどうか、どう支援するか(採否、昇進降格、昇給減給など)を決めたいのです。
目標を考えるときのポイント

ひとことで言うと①時点を決める ②終わりを考える
③逆算して考える、の3つです。
①時点を決めるとは
目標が「いつ」の目標なのかを明確にし、考える範囲を絞り込むことです。
大学で・就職時で・定年時でなどのライフステージや、〇〇年後などの年次がありえます。
ただし、これは質問をしている人が指定している場合も多いと思うので、その際は従えばOKです。
②最期を考えるとは
人生の終わり、つまり死を考えることで、人生全体のゴールをイメージすることです。
あまり大げさな話をするつもりはないですが、かなりの重要ポイントです。
③逆算または死をずらして考えるとは
死の〇年前には、またはこの時点で死ぬならこうしていたい…という思い(目標)を想像することです。
大学在学中/社会人/定年の瞬間に命の終わりが見えたら、どんなことをしていたいでしょうか。
誰にお見舞いに来てほしいでしょうか。お葬式にはどんな人に来てほしいでしょうか。
対処法の具体的なステップ

実際に、ステップを踏みながら目標を考えてみましょう!
時点を決めて、具体的にイメージする
ポイント①のとおり、目標の時点を明確にします。
進学時/就職時/死ぬときでしょうか。5年後/10年後/30歳、45歳、60歳になったときでしょうか。
そして、その時点(ライフステージ、年次)を具体的にイメージします。
このときのコツとして、
周りの人や尊敬する人が、その時点でどんなことをしていたか調べてみる
のがよいと思います。
最期に、だれにどんな言葉をかけてほしいかを考える
ポイント②のとおり、人生の終わりを考えてみましょう。
以下にいくつかヒントを置いておきますが、難しい場合はこれは飛ばしてしまっても大丈夫です。
イメージしやすいのは
「余命宣告後、病室でだれにお見舞いしてほしいか」
「葬式にだれに参列してほしいか」
「訃報を聞いてだれに悲しんでほしいか」
だと思います。
どんなご家族がいるでしょうか。どんな同僚がいるでしょうか。どんな友人がいるでしょうか。
その人たちはどんな人でしょうか。どんな言葉をかけてもらいたいでしょうか。
最期から逆算して、または最期をずらして目標を考えてみる
最後にポイント③のとおり、最期から逆算したり、最期をずらして考えてみましょう。
死を考えるのは難しいよ~という方は、その目標の時点で死んでしまうことを考えましょう。
大きな失敗をせずに生きてこられたならば、満足感が後悔を上回る人もあると思います。
成功しなくともチャレンジができたならば、満足感が後悔を上回る人もあると思います。
成功失敗に関係なく、仲間がいてくれれば満足感が後悔を上回る人もあると思います。
皆さんも目標を考える際は、ぜひ自分ががん宣告をされたと思って、
満足なことがらと、後悔してしまうことがらを考えてみてください。
まとめ
以上、目標を考えるためのポイント・対処法についてお伝えしました。
①時点を決めることで考える範囲を絞り、②死を考えることで人生の最終ゴールを具体化し、
③死から逆算または死期をずらして考えることで目標に落とし込む、というカタチでした。
皆さんが考えるときの道しるべとして、今回も有益であれば幸いです。
ではまたー!