初めまして、みやけんと申します!
27歳で戦略コンサルをやっていましたが、つい先月がんを宣告されました。
いままで全然意識していなかった死が突然目の前に現れて、
どうしたもんかなぁと考えたんですが、ある結論に至りました。
僕はこれからを悲観することもないし、今までの人生に後悔もないと。
以下、順を追ってこの理由を書いていきます。
同じように病気を抱える人に限らず、
仕事や家事で挫折している方々へのヒントになれば幸いです!
27歳がん患者が人生を後悔・悲観しない理由
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結論から言うと、「目的意識を持っているから」です!
目的意識とは、平たく言うと
「今やっていることと、将来のゴール(目的)とのつながりを意識すること」です。
「目的意識を持っていることと、後悔や悲観をしなくなることに何の関係が?」と
疑問に思われる方もいると思いますが、関係大アリです。根拠を2つご紹介します。
「今できること」に集中できるようになるから、悲観することがなくなる
まず一点目。目的意識があるおかげで「今できること」だけを考えることができ、
無いものねだりの悲観をしてしまうことが全くなくなりました。
これは、目的意識が「ゴール」を強く意識しつつも、
あくまで「現在」を対象とする考え方だからです。
具体例で言えば、今の妻との初デートです。
初デートでの僕の目的は、「もっと話したい!と思ってもらうこと」でした。
初ですからね。結婚したいどころか、付き合うかどうかも全然考えてなかったです!笑
岡崎公園という大きい公園に桜を見に行ったんですけれど、
これがどうも少し時期を逃していて、めちゃめちゃ青々とした葉桜だったんです。
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彼女も「時期終わっちゃってたね…」とすこし悲しそう。
…いかん!この悲観ムードを変えないと!
私はとっさに「桜もちみたいでおいしそうやん!僕は好きだよ葉桜!」と叫んで、
その場がちょっと和んだのを覚えています笑
桜が満開だったらなあとか、なんだか初デートなのに幸先悪いなあなどと
たらればの状況を想像しながら現状を悲観してしまうのではなく、
今ある状況・今できる行動のなかで「もっと話したい!」と思ってもらうには
どうしたらいいかな、という目的意識を強く持っていたからこそ出てきた言葉でした。
おかげで葉桜の初デートもちゃんと楽しめて、結果的に結婚もできたのだと思っています。
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実際は「ややウケ」ぐらいだったんですけどね笑
この目的意識を使ったポジティブ思考は、がんになった今でも変わりません。
がんになった今、最大限できることをしよう。一番いいゴールを目指そう。
そういう考え方でやっているので、まったく悲観はありません。
「将来のゴール」に向け無駄なことをしなくなるから、後悔がなくなる
次に二点目。目的意識があるおかげで、すべての行動が目的につながる意味を持つので、
こうしておけばよかった…というような後悔が生まれてこないのです。
具体例でいえば、仕事でのお客様とのミーティングです。
私は、お客様から依頼を受けたプロジェクトの目的に対して、
お客様との全てのミーティングが必要十分な意味を持つように計画し実行してきました。
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まさに目的意識、です!
おかげで、どのミーティングが欠けていても、目的達成はあり得なかったと思います。
逆に、ミーティングの機会を余分に用意できても、その会は開かなかったと思います。
むしろ時間の無駄になってしまうので笑
同じように、目的意識をもった行動というのを、僕は日常生活でも徹底しています。
すべての行動は目的達成のための取り組みであり、失敗は軌道修正の良い機会です。
目的意識があれば、後悔するべき過去というのはなくなっていくのです。
目的意識をもつための方法
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ここまで、目的意識すごい!というお話をしてきましたが、
目的意識をもつためにはどうすればいいんだ、という話を簡単にしておきたいと思います。
【生活面】下位プロジェクト診断をする
日常生活のなかで目的意識を身に着けるのなら、
下位プロジェクト診断がおすすめです。
下位プロジェクト診断というのは、
「最高の体調 ACTIVE HEALTH」(著:鈴木祐)という書籍で紹介されている方法です。
ひとことで言えば、自分が取り組んでいる物事を、
より小さい取り組みに分解していく、という方法です。
例えば「5kgやせる」というゴールに向けて、
「運動をする」という取り組みをしていたとします。
この「運動をする」という取り組みを、
「心理的ハードルを下げる」「時間的ハードルを下げる」など
より小さい取り組みへと分解していきます。
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これを行うことで、
「そうか、今度あいつとごはん行くときに運動の話を振ればいいんだ」
「お気に入りの入浴剤、きっと運動したあとに使えばもっと気持ちいいだろうなあ」など、
少しの心がけで、日常の行動がゴールへの近道になることに気付くと思います。
この気づきこそ、目的意識の芽生えになるのです。
【仕事面】作業設計を作る
仕事の中で目的意識を身に着けるなら
作業設計を作るのがおすすめです。
作業設計というのは、仕事のゴールと、作るべき成果物、必要な調査・検討・事務処理、
その工数見積もり、そしてミーティング・レビュー計画をまとめることです。
ひとことでいえば、仕事のゴールと日々の業務の関係性を、
最初に全部考えて資料にしておくということです。
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…わかりづらいですよね笑
めちゃくちゃ奥が深いので、ここでは説明しきれないです…!
すいません、ちょっと作業設計を語りだすと数千文字になりそうなので
別記事にてご説明しようと思います。こちら少々お待ちください!
目的意識があれば、仕事も家庭もがんも怖くない
以上、27歳がん患者である私が、
人生を悲観・後悔しない理由についてご説明しました。
その理由は目的意識を持っているからであり、
目的意識を持っていれば
・「今できること」に集中できるようになるから、悲観することがなくなる
・「将来のゴール」に向け無駄なことをしなくなるから、後悔がなくなる
ということでした。
今日の記事は以上です、お読みいただきありがとうございました!
それではまたー!