27歳がん患者が人生を悲観・後悔しない理由【答え:目的意識】

20201212_27歳のがん患者が悲観しない理由 考え方の話

初めまして、みやけんと申します!
27歳で戦略コンサルをやっていましたが、つい先月がんを宣告されました。

いままで全然意識していなかった死が突然目の前に現れて、
どうしたもんかなぁと考えたんですが、ある結論に至りました。

僕はこれからを悲観することもないし、今までの人生に後悔もないと。
以下、順を追ってこの理由を書いていきます。


同じように病気を抱える人に限らず、
仕事や家事で挫折している方々へのヒントになれば幸いです!

27歳がん患者が人生を後悔・悲観しない理由

結論から言うと、「目的意識を持っているから」です!

目的意識とは、平たく言うと
「今やっていることと、将来のゴール(目的)とのつながりを意識すること」です。


「目的意識を持っていることと、後悔や悲観をしなくなることに何の関係が?」と
疑問に思われる方もいると思いますが、関係大アリです。根拠を2つご紹介します。

「今できること」に集中できるようになるから、悲観することがなくなる

まず一点目。目的意識があるおかげで「今できること」だけを考えることができ、
無いものねだりの悲観をしてしまうことが全くなくなりました。

これは、目的意識が「ゴール」を強く意識しつつも、
あくまで「現在」を対象とする考え方だからです。


具体例で言えば、今の妻との初デートです。

初デートでの僕の目的は、「もっと話したい!と思ってもらうこと」でした。
初ですからね。結婚したいどころか、付き合うかどうかも全然考えてなかったです!笑

岡崎公園という大きい公園に桜を見に行ったんですけれど、
これがどうも少し時期を逃していて、めちゃめちゃ青々とした葉桜だったんです。

当時の実際の写真です。葉桜!!

彼女も「時期終わっちゃってたね…」とすこし悲しそう。
…いかん!この悲観ムードを変えないと!

私はとっさに「桜もちみたいでおいしそうやん!僕は好きだよ葉桜!」と叫んで、
その場がちょっと和んだのを覚えています笑 

桜が満開だったらなあとか、なんだか初デートなのに幸先悪いなあなどと
たらればの状況を想像しながら現状を悲観してしまうのではなく、

今ある状況・今できる行動のなかで「もっと話したい!」と思ってもらうには
どうしたらいいかな、という目的意識を強く持っていた
からこそ出てきた言葉でした。

おかげで葉桜の初デートもちゃんと楽しめて、結果的に結婚もできたのだと思っています。

みやけん
みやけん

実際は「ややウケ」ぐらいだったんですけどね笑 

この目的意識を使ったポジティブ思考は、がんになった今でも変わりません。

がんになった今、最大限できることをしよう。一番いいゴールを目指そう。
そういう考え方でやっているので、まったく悲観はありません。

「将来のゴール」に向け無駄なことをしなくなるから、後悔がなくなる

次に二点目。目的意識があるおかげで、すべての行動が目的につながる意味を持つので、
こうしておけばよかった…というような後悔が生まれてこないのです。


具体例でいえば、仕事でのお客様とのミーティングです。

私は、お客様から依頼を受けたプロジェクトの目的に対して、
お客様との全てのミーティングが必要十分な意味を持つように計画し実行してきました

みやけん
みやけん

まさに目的意識、です!

おかげで、どのミーティングが欠けていても、目的達成はあり得なかったと思います。
逆に、ミーティングの機会を余分に用意できても、その会は開かなかったと思います。
むしろ時間の無駄になってしまうので笑

もちろん、全てのミーティングが計画通りにうまくいったわけではありません!
急に不参加になることや、議論が白熱して収集がつかなくなることも多いです。

そうした事態を収拾できたのも、目的意識があるからでした。

「合意するという目的に対し、対面の必要はない。Aさんは文書で説明しよう」とか
「意見収集という目的に対し、同時の必要はない。Bさんには先に話を聞こう」など

目的意識が強かったからこそ、軌道修正をしつつも確実に目的を達成できました。

同じように、目的意識をもった行動というのを、僕は日常生活でも徹底しています。

すべての行動は目的達成のための取り組みであり、失敗は軌道修正の良い機会です。
目的意識があれば、後悔するべき過去というのはなくなっていくのです。

目的意識をもつための方法

ここまで、目的意識すごい!というお話をしてきましたが、
目的意識をもつためにはどうすればいいんだ、という話を簡単にしておきたいと思います。

【生活面】下位プロジェクト診断をする

日常生活のなかで目的意識を身に着けるのなら、
下位プロジェクト診断がおすすめです。

下位プロジェクト診断というのは、
「最高の体調 ACTIVE HEALTH」(著:鈴木祐)という書籍で紹介されている方法です。

ひとことで言えば、自分が取り組んでいる物事を、
より小さい取り組みに分解していく、という方法です。


例えば「5kgやせる」というゴールに向けて、
「運動をする」という取り組みをしていたとします。

この「運動をする」という取り組みを、
「心理的ハードルを下げる」「時間的ハードルを下げる」など
より小さい取り組みへと分解していきます。

下位プロジェクト診断のイメージ


これを行うことで、

「そうか、今度あいつとごはん行くときに運動の話を振ればいいんだ」
「お気に入りの入浴剤、きっと運動したあとに使えばもっと気持ちいいだろうなあ」など、

少しの心がけで、日常の行動がゴールへの近道になることに気付くと思います。
この気づきこそ、目的意識の芽生えになるのです。

【仕事面】作業設計を作る

仕事の中で目的意識を身に着けるなら
作業設計を作るのがおすすめです。

作業設計というのは、仕事のゴールと、作るべき成果物、必要な調査・検討・事務処理
その工数見積もり、そしてミーティング・レビュー計画をまとめることです。

ひとことでいえば、仕事のゴールと日々の業務の関係性を、
最初に全部考えて資料にしておくということです。

みやけん
みやけん

…わかりづらいですよね笑
めちゃくちゃ奥が深いので、ここでは説明しきれないです…!


すいません、ちょっと作業設計を語りだすと数千文字になりそうなので
別記事にてご説明しようと思います。こちら少々お待ちください!

目的意識があれば、仕事も家庭もがんも怖くない

以上、27歳がん患者である私が、
人生を悲観・後悔しない理由についてご説明しました。

その理由は目的意識を持っているからであり、

目的意識を持っていれば
「今できること」に集中できるようになるから、悲観することがなくなる
「将来のゴール」に向け無駄なことをしなくなるから、後悔がなくなる
ということでした。


今日の記事は以上です、お読みいただきありがとうございました!

それではまたー!

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