こんにちは、みやけんです!
27歳で戦略コンサルをやっていましたが、
2020年10月に、入籍と同時にがんを宣告されました。
この記事は闘病記ブログということで、
「①行った処置」「②私の体調変化」「③考えたこと」を書き残しています。
病気であると判明した方に、治療生活を具体的にイメージしていただいたり。
同じように病気に苦しむ方に、共感していただいたり意見を持っていただいたり。
健康で仕事に打ち込んでいる方にも、いち患者が考えていることを知って頂いたり。
そういうシリーズになればいいなと思います!
前提|私のがんについてのご説明
先に、私のがんの経歴についてさっくりと書いておきます。
読まれる方のがんとは少しずつ状況が違うと思うので、こちらを踏まえてお読みください。
私のがんの種類は悪性リンパ腫というグループで、
細かい分類でいうとびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(略称:DLBCL)というものです。
リンパ腫の中では、最も患者数の多いタイプだそうです。

元フジテレビの笠井アナも同じ種類のリンパ腫です。
抗がん剤開始時点でのがんの病期はステージⅠです。
手術でひとつ摘出したため、PET-CTにめぼしい腫瘍は写っていませんでしたが
リンパ腫は全身のリンパが侵される病気なので、化学療法を行うことになっています。
①行った処置【特になし】
【11~13日目】
・特になし

私の場合は3週間あたり5日間しか投薬しません。
なので、普通に自宅で過ごすことができます。
人によっては、普通に勤務し続ける場合もあるそうです!
②私の体調変化【指先のしびれ、ニキビ、手肌の乾燥】
【12日目】
5日目から始まった食事のひと口目の鋭い痛みが、ほぼなくなりました!!
口粘膜は細胞の生まれ変わりが早いので、
抗がん剤の「細胞分裂を阻害する作用」などの影響を特に受けやすいんですよね。
痛みはなくなりましたが、今後も口内炎などが出やすい状況にあります。
引き続き、口腔ケアに気を配ります!
【13日目】
ここで、手肌が乾燥してきました。
今まで私は顔以外の肌はかなり強く、手もかかとも何もせずスベスベだったんです。
それでも、いきなり粉を吹くほど乾燥の症状が出てしまいました。
慌ててユースキンを購入し、こまめに塗り込むようにしましたが、
免疫力低下の対策として頻繁に手を洗っているので、なかなか両立は難しいですね…。
③考えたこと【QOLを決めるのは食事。おいしいものを食べよう!】
食事のひと口目の痛みがなくなったことをきっかけに、色々と考えました。
今日考えたことは、「QOLを決めるのは食事。おいしいものを食べよう!」です。
なぜなら、「脳は、食事をよりよくするために生まれた器官だから」です。
マズローの自己実現理論では、「美食」の理由を説明できない
QOLの向上に関しては、歴史の中でさまざまに議論されています。
有名なものとしては、マズローの自己実現理論(5段階欲求)がありますね。
(参考|自己実現理論のwikiページ)
この自己実現理論においては、食事の扱いは高くありません。
5段階中で最も初歩的な欲求、生存欲求の一部として取り扱われます。
では、5段階中で最も高次な欲求、「自己実現」を達成したような偉人たちが、
「よりよい食事がしたい」という欲求を持つのはなぜでしょうか?
国家を平定した武人や、貴族、その他の成功者たちが美食に走る理由。
これは、マズローの欲求階層説の枠組みでは説明ができません。

この説明ができない理由は、
欲求階層説では「食事が安定的に0でなく1である状態」を
「食欲が満たされている状態」だと定義しているからです。
ダーウィンの進化論からみると、脳は美食をするために獲得した道具
では、QOLと食事についてよりよく説明している枠組みは何でしょうか。
色々な考え方があると思いますが、私はダーウィンの進化論の枠組みで考えてみました。
進化論の立場に立つと、「食べる」ための器官(消化器官)はかなり初期に獲得し、
「考える」ための器官(つまり脳)はそのかなり後から獲得したものになります。
つまり、「食べる」がQOLの全てだった生物が、
「食べるを進化させる=美食をする」ために生み出したツールが脳なのです。
結論、食費の節約は進化への反逆行為。
こう考えると、「脳」で食費を節約しよう!と考えて実行するのは、
脳の生みの親である「消化器官」への反逆行為。
ひいては進化自体への反逆行為にもなりかねません。
なので私は食事の不自由がなくなった今、
脳をフル活用して稼いだお金で「おいしいものを食べる」ことで、
脳の生みの親たる消化器官をしっかり喜ばせてQOLを向上したいと思います。
ではでは、今日のところはこのあたりで。
それではまたー!