「急に自分が・家族が入院することになり、何を用意していいかわからない」
「知り合いが入院したので、お見舞いに何か便利なものを渡したい」
入院は非日常の出来事ですので、いざ準備しよう・想像しようとすると
なかなか難しいですよね。
今回は、2020年11月に僕が実際に緊急入院した経験から、
入院するうえで絶対必要なものと、その選び方のポイントご紹介していきます!
ぜひ記事をお読みになり、ご自身・ご家族・お知り合いが
安心して治療に専念して入院生活を送れるよう、ご準備ください!
入院に必要なもの

結論から言うと、基本的には以下の3つです。
①医療機関から指定されるもの
②通常の旅行に必要なもの
③暇つぶし
このように分類してあげると、「家族のために、①はもちろん②③も考えてあげよう」
「知人へのお見舞い品は③をメインに考えよう。すこし②も考えてあげようかな」のように
考えを整理することができます。
またこの順序も重要で、これは重要性の順序を大小を表しています。
「①②を準備し終わる前に③ばかり考えてしまう」、というような
本末転倒なことも起こらずに済みます。
ぜひこの①医療機関から指定されるもの ②通常の旅行に必要なもの+α ③暇つぶし
という整理は頭に置いておいてください!
なお、③については別のエントリにて別途ご紹介しますので、
本エントリでは、①と②それぞれの内容と注意すべきポイントを順に見ていきましょう!
①医療機関から指定されるものとポイント【実体験】


持ち物については、入院先の医療機関から
指定されるものが必ずあります。
こちらは医療機関の指示に従ってくださいね。
入院手続のうえで必ず必要になるもの
入院する医療機関ごとに異なる可能性がありますが、
基本的なものは以下の通りです。
①-1. 健康保険証
①-2. 診察券
①-3. 入院申込書・保証書
①-4. 印鑑
①-5. 介護保険被保険者証*
①-6. 各種受給者証*(公費負担医療受給者証医療券など)
①-7. 限度額認定証*
(*印がついているものは、各種証書をお持ちの方に限ります。)
まとめて言うと、普通に医療機関に受診する際に必要になるもの(①-aと①-b)
入院申込の書類と印鑑(①-cと①-d)、その他の書類(①-e~①-g)ということですね。
ポイント|限度額認定証を必ず用意する!
ポイントにしたいのは、①-gの限度額認定証です。
ひとことでいうと、退院の時に請求される金額が
どれだけ検査・手術・治療をしても最大約9万円/月になる、
しかも申請をすれば誰でも利用可能な認定証です。
限度額認定の詳しい内容・申請方法は以下のエントリにまとめてあるので、
ぜひお読みになって、ご自身・ご家族・知人の方のお金の不安を解消してください!

実体験として、腫瘍摘出の手術と入院をした際にも
50万円近く請求されるはずのものが9万円程で済んだので、
本当に限度額認定は大切です…!!
②通常のお泊りに必要な持ち物とポイント【実体験】


入院と言えど、基本はお泊りと同じです。
通常のお泊りでも必要になるもの
入院する医療機関ごとに異なる可能性がありますが、
基本的なものは以下の通りです。
②-1. 服用中のお薬・お薬手帳
②-2. 衣類(下着類、靴、パジャマ、上着類など)
②-3. タオル類(フェイスタオル、バスタオルなど)
②-4. ティッシュ
②-5. 洗面道具(入浴用品、歯ブラシ、シェーバーなど)
②-6. 食器(はし、スプーン、フォーク、コップ)
②-7. ケア用品(眼鏡、補聴器、おむつ、入れ歯など)
…タオル類と食器を「旅行に必要」というのはちょっと厳しいので、
キャンプに行くことをイメージするといいかもしれませんね!
次に、用意する上でのポイントを見ていきましょう。
通常のお泊りでも必要なもののポイント
体温調節するために上着類の準備を
ポイントのひとつ目として、体温調節のための衣類は必ず用意してください。
理由としては、部屋の位置・ベッドの配置により日当たりが全く異なるうえに、
冷暖房もあまり強力にはかけてくれないからです。

実体験として、緊急入院で入った病室では10月でも極寒、
一時退院後の病室では11月でも汗だく…ということがありました。
無用な不調にならないためにも、体温調節グッズのご用意を!
パジャマ・上着は半袖か、袖口が広いものを
ポイントの2つ目として、パジャマ・上着は袖口が自由なものを選んでください。
理由としては、袖口が狭い長袖の上着を着ていると、
点滴の針を邪魔してしまうからです。
点滴の針が抜ける・抜けかけると非常に強い痛みが出る場合があります。
必ず、袖口が自由なパジャマ・上着を選ぶようにしてください。

実体験として、持参した上着4枚のうち3枚の袖口が狭かったので
泣く泣く残り1枚を選択しながら着るという事態になりました…
見落としがちですが、ぜひ袖口の広さをご確認ください!
レンタルや近場での購入ができる場合も
衣類やタオルを日数分用意したり洗濯したりするのはかなり大変ですし、
またティッシュなどの消耗品も、ひと揃え用意するのに手間がかかります。
そこで、医療機関から紹介されたレンタルサービスを利用したり、
医療機関にテナントで入っているコンビニなどから購入するのが非常に楽な場合もあります。
※医療機関のテナントで入っているコンビニは、品ぞろえが入院用品に手厚い場合が多いです。
衣類やタオル類は毎日清潔なものへ交換できるので
ぜひ入院先の医療機関へそうしたサービス・店舗の有無をご確認ください。
まとめ|入院で必要なものを準備し、安心の入院生活を
以上、入院で必要なものをご紹介していきました。
①医療機関から指定されるもの
②通常の旅行に必要なもの
③暇つぶし
の3つに整理して、①②をまず考えていこうということでした。
ご自身・ご家族・知人の方の入院の準備をスムーズに終わらせて、
治療に専念できるような入院生活をお過ごしください。
今回のエントリも、皆さんが考える良いインプットになれば幸いです。
それではまたー!